鳴り止まないナースコール

ナースコール

ガンが、脳に転移するといろんな症状が現れます。

その症状は、前頭葉、側頭葉、脳幹などいろいろな場所によっても違ってきますが、運動マヒが起きたり、意識障害がおきたりします。

私がこの間の夜勤で体験した話です。

2人部屋にその脳転移が疑われる患者さんが入院していて、昼間までは別に異常もなく過ごしていたのですが、私の勤務帯になって、夜中の1時ごろからナースコールを鳴らし始めました。

部屋に行くとどうも幻覚が見えているようで、何か意味不明のことを言っていました。

しばらくなだめていると落ち着いてきたので、詰め所に帰ると、またナースコールが鳴っているんです。

また行ってみると同じことの繰り返しです。

興奮しているよなので、当直の先生に頼んで、安定剤をのませました。

しかしこういう患者さんに強い安定剤を飲ませると、錯乱が強くなったりして危険なので軽めのものを飲ませたのです。

軽めの物だったので、一向に効かずに、ナースコールを鳴らしまくられて、詰め所にと患者さんの部屋を往復し続けました。

他にも仕事が沢山あるのに、この患者さんだけに付きっきりになってしまいました。

やっと落ち着いたかと思いしばらくすると、この患者さんの同室の方からナースコールがなり、「臭くて眠れないと言われました。」

部屋にいってみると、驚きの光景が待ち受けていたのです。

この患者さんが自分の便をベッド柵や体に塗り付けまくっていたのです。

その匂いも尋常ではありませんでした。

夜中の出来事なので、結局1人で便まみれのベッドや患者さんの体を拭き綺麗にシーツも変えました。

しかし1人でやったので、自分自身は便まみれになってしまったのです。

この患者さんもやりたくてやったわけではありません。

病気のために仕方なくこうなってしまったんですが、かなり大変な思いをしました。

その後も、隣の患者さんに迷惑が掛かり監視も必要なため、モニターのある部屋に、1人でベッドを引きずり部屋異動をしました。

夜中なので音を立てないように、ゆっくりとですが、沢山の荷物やベッドを入れたり出したりへとへとになってしまいました。

それが終わると、結局全く他の仕事が出来なかったので、点滴を作ったり、消毒をしたりと一日全く休む暇もなく働き続けました。

夜中のナースコールは容態の変化だけでなく、色々な精神的に過敏になり押しまくる人などもいます。

その上、放送で話をすると、周りの人が迷惑をするので必ず部屋を訪れて対処しなければならないのです。

看護師の仕事は夜中でもとても重労働を強いられます。

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